(目次)
監修者の言葉
はじめに
第1章 長寿の真実とは?
第2章 イタリア・サルデーニャ島
第3章 日本・沖縄
第4章 アメリカ・ロマリンダ
第5章 中米コスタリカ・ニコジャ半島
第7章 世界の百歳人に学ぶ健康と長寿の9つのルール
[ルール1]適度な運動を続ける
[ルール2]腹八分で摂取カロリーを抑える
[ルール3]植物性食品を食べる
[ルール4]適度に赤ワインを飲む
[ルール5]はっきりした目的意識を持つ
[ルール6]人生をスローダウンする
[ルール7]信仰心を持つ
[ルール8]家族を最優先にする
[ルール9]人とつながる
おわりに どのような人生を選ぶか、選択はあなた次第
ブルーゾーンから学んだことを振り返って
【監修者の言葉】
日本人の平均寿命は84.3歳で長寿世界一の座を守り続けている。しかし平均寿命と健康寿命の差は9.3年で世界131か国中60位(P6)
ブルーゾーンという言葉を最初に作ったのは、ジャンニ・ぺス(医師、サルデーニャ)(P8)
【はじめに】
デンマークの双子の研究から、長寿要因のうち遺伝子に左右されるのは25%で、75%はライフスタイルや日常生活で選択する習慣に関わっている(P14)
【第1章】
DHEA(ヒト成長ホルモン)やメラトニンにはかなり問題があるので勧められない。ヒト成長ホルモンを投与すると、肥大化しすぎる。心臓を肥大させ、分泌物の異常停滞を招き、他の支障も招く。ヒト成長ホルモンの過剰摂取は末端肥大症を誘発する(ロバート・バトラー、マウント・サイナイ医学センター老人学教授)(P36)
たいていのビタミンは、1日に6~9種類の果物と野菜をとれば十分だと言われている。年配者は、鉄分を含んだサプリは避けたほうが賢明。鉄分は心臓周辺に蓄積されやすく、血鉄素症の誘因になりかねない。市販のビタミン系サプリ、特に男性用では鉄分を含んでいないものはない(ロバート・N・バトラー)(P36~37)
【第2章】
※P62まで読んでみたが、何とも知れない文章が延々と続いており、読むに堪えない。各章末に「○○に学ぶ、健康と長寿のルール」なるものが書かれているが、その中で共通するのが、第7章の9つのルールなのだろう。だったら、共通しないルールは読んでも仕方がないし、9つのルールだけで十分だ。
【第7章】
・9つのルールのうち取り組みやすいものから始める
・9つのルールのうち4つ以上は取り組まない
・家族又は友人と一緒に取り組む
・自分へのご褒美を忘れない
アメリカ人の多くが満腹感を得るまで食べ続けるのに対し、沖縄の人たちは、空腹感がなくなった時点で食べることをやめる(P290)
19歳以上の人に必要なタンパク質は体重1㎏あたり80g。タンパク質は貯蔵できず、余ったタンパク質は脂肪になる(P298)
1日に50gのナッツを食べることは、心臓疾患の危険性を下げる可能性がある(P300)
ベストなナッツは、アーモンド、ピーナッツ、ピーカンナッツ、ピスタチオ、ハシバミ、クルミ、松の実。しかし、ブラジル・ナッツ、カシューナッツ、マカダミア・ナッツには飽和脂肪酸が多いので、それほど勧められない(P301)
ナッツは、一袋に60gかそれ以下で詰めておく。油が酸化しないよう、冷蔵庫に保存するのもいい(P303)