地球温暖化の不都合な真実 マーク・モラノ著 2019年6月日本評論社刊

(目次)

1章 嫌われ者の身上書

2章 いつか来た道

3章 虚構の「合意」

4章 尾が犬を振る?

5章 脳内の危機

6章 折れたスティック

7章 長い足踏み

8章 気候予測と事実の大差

9章 消えゆく「合意」

10章 腐敗の証明:クライメートゲート事件

11章 温暖化?気候変動?

12章 ご心配なく

13章 延期作戦

14章 黒い謀略

15章 乗り遅れるな!

16章 偽善者ばかり

17章 子どもをダシに

18章 無駄の押しつけ

19章 緑の蛮行

20章 救いの光

 

 いかにも「ジャーナリスト」らしい、科学的事実に基づく主張を探すのが難しい、単なる自分の主張に終始している感がある。

 多少なりとも事実の主張らしきものは、「CO2濃度がいまの5倍だったころ、気温はいまと同じレベル‥と突き止めた学術論文はいくつもある。2013年の論文によると、いま400ppmのCO2濃度は、人間活動と関係ない1万2750年前に、425ppmもあった。」という一文が58ページに記載されている。

 そこまでは無意味な文字の羅列に過ぎないわけで、はっきり言って、これでは効率が悪すぎる。読む価値なしと思う。