ベゾスレター スティーブ・アンダーソン、カレン・アンダーソン著 2019年11月すばる舎刊

(目次)

リスクと成長

なぜベゾスレターなのか?

アマゾン「成長の14か条」

成長サイクル:実験

第1条 「いい失敗」を促す

第2条 大きなアイデアに賭ける

第3条 ダイナミックな発明や革新を実践する

成長サイクル:構築

第4条 顧客にこだわる

第5条 長期的な考え方を採用する

第6条 自分の「弾み車」を理解する

成長サイクル:加速

第7条 決定は迅速に行う

第8条 複雑なことを単純化する

第9条 テクノロジーで時間を短縮する

第10条 所有者意識を持たせる 

成長サイクル:規模の拡大

第11条 企業文化を守る

第12条 高水準を重視する

第13条 重要な項目を計測し、計測項目を疑い、自分の直感を信じる

第14条 常に1日目だと信じる

リスクと成長の精神

アマゾンのその先へ

2018年版レター

 

決定の種類

・1型決定:重大かつ元に戻せない決定:組織全体で慎重に時間をかけて検討、協議

・2型決定:変更可能な決定:社員が迅速に判断:7割の情報で決定。9割は手遅れ

決定前の確認事項

・今回の行動の目的地

・目的地到達までのリスクの種類と量

・リスクをとることによるメリット=今後への投資であり資産になること

6ページの長文メモ

・アイデアが生まれるまでの思考回路を叙述形式で記載

・アイデアがうまくいった場合とリスクの両方を書く

・会議の冒頭30分間、参加者はメモを読む

6ページ目もの要素

・プレスリリースを書く:プロジェクトが動き始めたときに出すプレスリリース

・共通の質問にあらかじめ答える

・ユーザーインタラクションを定義:ユーザーの操作により機能がどう動くか

・マニュアル:使い方をまとめた指示書を作成

・以下の質問に答える:

 ・顧客は誰か

 ・顧客が抱えている問題、ビジネスチャンス

 ・顧客のメリット中最大のもの

 ・顧客の要望はどうすればつかめるか:プロジェクトのスタート地点を明確化

 ・顧客はどんな体験ができるか:顧客の反応を予測

経営者が、あまりにも実務上の決定にばかり関心を向けていると、組織の効率性だけを追うようになり、その結果、不適切な方向に進んでいることに気づかないことがある。

 

家の所有者と入居者は別物です。

多才で能力のある社員を雇用し、手放さない。

プロを雇うのを高いと渋って、アマチュアを雇えば、さらに高くつく

・バーレイザー:採用のために特別な研修を受けた人。

        極めて高い人材を採用した実績のある社員の中から選ぶ

        バイレイザーは拒否権を持つ。ベゾスも覆せない

本当に一流の人は、一流の人に囲まれて仕事をしたい

二流の人は、一流を恐れ、三流の人を選びたがる

採用面接時の質問

・多くの解決方法が想定される問題に直面したことはあるか?

 その時の状況、問題、行動指針、選択の結果

・リスクをとった結果、失敗した経験はある?その時の対応、経験からの成長

・何らかのプロジェクトを率いた経験はある?

・グループのメンバーにやる気を出させなければならないとき、何をしたか?

・戦略を組み立てるときに、どのようなデータを活用したか?

1株当たりFCFを重視

実際に目や耳にしたこととデータが食い違っていたら、普通は、前者が正しい。