インデックス投資は勝者のゲーム ジョン・C・ボーグル著 2018年6月パン・ローリング刊

(目次)

第1章 寓話

第2章 根拠ある熱狂

第3章 企業に賭け

第4章 どうしてほとんんどの投資家は、勝者のゲームを敗者のゲームにしてしまうの   か

第5章 最もコストの低いファンドに集中せよ

第6章 配当は投資家の最高の友なのか

第7章 大いなる幻想

第8章 税金もコストである

第9章 良き時代はもはや続かない

第10章 長期的な勝者を選択する

第11章 「平均回帰」

第12章 ファンドを選ぶためにアドバイスを求めるか

第13章 簡潔さと倹約の王から利益を得る

第14章 債券ファンド

第15章 ETF

第16章 インデックスrファンドが市場に勝つことを保証する

第17章 ベンジャミン・グレアムならインデックス運用をどう考えただろうか

第18章 アセットアロケーションその1 株と債券

第19章 アセットアロケーションその12

第20章 時間という試練に耐え得る投資アドバイス

 

 長期的には、株主が獲得する利益の総計は、企業が事業から生み出す利益と見合ったものになる。20世紀初頭からの株式のトータルリターンは、年率平均9.5%。配当利回り4.4%、利益成長4.6%、投機リターン0.5%である。長期的には、株式のリターンは、企業がもたらす投資リターンに依存する。

 ETFは、受益権の売買を容易にした、一見、伝統的なインデックスファンドの衣を被った新種のインデックスファンドである。トレードを行わない限り、株式市場全体に連動するインデックス運用ETFに投資することは悪いことではない。

 バンガード500ETFとスパイダー500ETFを買い、長期間保有するのはOKである。