アルツハイマー病の謎

マーガレット・ロック著 坂口雅子訳 2018年2月名古屋大学出版会刊

(目次)

はじめに

第1章 アルツハイマー病の構築

第2章 アルツハイマー病の基準化を目指して

第3章 アルツハイマー病予防への道

第4章 体内に潜むリスクの顕在化

第5署 アルツハイマー病遺伝子

第6章 ゲノムワイド関連解析

第7章 ぐげんかした前兆とともに生きる

第8章 いつ訪れるかわからないチャンス、そして運命の奪還

第9章 解決しがたい問題に取り組む

おわりに

 

 非常に読みにくく、散漫な文章であり、結局何を言いたいのかわからない。

 著者は、いわゆるアミロイドカスケード説を否定している。結論はそれで結構なのだが、じゃあ、対案となる考え方は何かということについては、よくわからない。だから謎なのかもしれないが、それで終わるのなら読む価値がない。

 医療人類学の第一人者とあるが、アルツハイマー病の専門家というより、科学ジャーナリストに類する者のようだ。

 読むに堪えなかったので、第4章で読むのを止めた。