(目次)
序論
第1章 人口革命と人口転換
第2章 グローバル人口転換
第3章 アフリカの人口動向
第4章 人口と食糧
第5章 人口と経済
人口革命とは、一国の人口増加率が1%を超えて急速に増加し、その後減少局面を迎えるという総人口の革命的変動を指す。
人口転換論は、一世代で人口規模を倍増させるメカニズムを説明するもので、言わば人口革命の前半部分(増加局面)のメカニズムを説明しようとするものだが、そこには欠陥があり、人口革命を解明しきれていない。
人口転換論は、経済社会が向上するにつれて死亡率が低下していくが、その過程で多産多死時代の高い出生率がしばらく維持されることで、人口が増加すると説明する。
しかし、歴史現象としての人口革命は、死亡率の低下ではなく出生率の上昇から始まっている。よって、人口転換論は間違っている。(著者は、概念的図式として理解すべきとしている。お行儀がいい)
日本やイギリスで死亡率が下がり始まる前に人口増加率が上昇したのは、人為的な人口抑制が行われなくなったことを意味する。食糧があれば抑制する必要はない。
結局、食糧増産により人口を抑制する必要がなくなったため人口が増えたということ?
ほかにもいろいろ書いてあるけど、いまいち興味がわかないのでカット